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2004.08.02

佐藤 義信社長に聞く
関東圏の生協に高鮮度モヤシ、毎日、2便体制で安定供給

 新工場の「栃木工場」は、日本最大規模の「本社工場」「岐阜工場」に続く、同社三ヵ所目の大規模工場。関東市場を網羅する拠点工場で、穫りたて新鮮モヤシとカット野菜を即日配送する。「栃木工場」新設の背景、生協取り組みなどについて佐藤義信社長に聞いた。

■栃木県に工場を建設した理由

 「関東の生協をはじめ、一般市場で、当社生産のモヤシが急拡大していることに対応した。即日対応でモヤシ、カット野菜を配送し、消費者に新鮮な味を安定的に早く届けることが最大の目的。
 また、モヤシは水分が約九割であるため、生産には良質な水が不可欠。ミネラルがバランスよく含まれた良質な水だ。
 候補地として三県があったが、水質を分析した結果、鬼怒川水系が走る栃木県二宮町の大和田工業団地が最適地だった。ここへの工場誘致は当社が初めてで、町の経済活性化にもつながればと思っている。
 工場は、北関東自動車道に近く、また東北自動車道などに合流するので関東圏へは“穫れたて当日出荷”の新鮮なモヤシとカット野菜が配送できている」

■一日の出荷規模は

 「食感、用途の違う多種類のモヤシと、地場などの野菜を使用したカット野菜を生産している。
 モヤシ全体では、一日約四十万パック、カット野菜五万パックの出荷体制。関東市場の拡大はこれからだが、毎日即日で安定供給する体制は十分だ。
 モヤシは、スーパーなどの目玉商品となることも多いように、日常の人気商品。それだけに、新鮮・おいしさで差別化をつけることが不可欠。
 当社はモヤシ生産で五十年の歴史があり、多様な角度から研鑚してきた。根をカットし、おいしさをさらに導き出したモヤシ、炒めてもシャキシャキ感のあるモヤシなど、常に消費者ニーズに応えた商品開発を先行してきている。今後もモヤシの最大手として研鑚していく」

■流通・物流体制

 「地方地域の野菜市場、全国のJAなどへの卸販売が主力。そこから全国のスーパー、量販店などへ出荷されている。
 物流は提携の運送会社へのアウトソーシングで、一日二便の体制で配送している。保冷トラック荷台の壁面には「成田もやし」の絵柄などを描いた専用トラックも走行しているので、今後、関東市場でも、このトラックの走行を見る機会も多くなるのではないか」

■関東市場での販売目標

 「関東以北で約三割のシェアを確保しているが、関東市場でも、野菜卸の関係者の力添い、協力によって、それに近いシェアを確保していきたい。差別化のモヤシとしてリピート率が高いので、早い時期に実現可能だと思っている」

■生協取り組み

 「新鮮さを前面に打ち出した物流の問題から、関東以北での生協取り組みが多かったが、昨年からはコープネット、ユーコープ、首都圏コープなどとも 取り引きを開始し、現在順調に伸長している。最近では、さらに東海コープにも納入するなど生協取り引きは一段と拡大してきている。
 生協は、産直野菜など生産者の顔が見え、安全で安心、そして鮮度の高いものを組合員さんに提供しているが、当社生産のモヤシは、産直野菜と全く同様だと思っている。
 今後は、地場野菜などを使用したサラダ用カット野菜、温野菜用カット野菜の販売提案を全国の生協で強めていく方針だ」