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2007.03.13

農地120ヘクタール取得/野菜の生産・加工で一括体制

 モヤシ生産の最大手成田食品(本社・相馬市、佐藤義信社長)は、無農薬野菜の栽培や生産・加工の一括体制を構築する。8日までに相馬市内に新たな土 地を取得した。偽装表示や残留農薬問題など、消費者の食に対する関心が高まっている中で安全・安心な野菜を生産、ニーズに応じる。

◆今秋からハウス栽培

 同社が購入したのは同市磯部地区の農地・山林など約120ヘクタール。 投資額は5億以円上。このうち、約2ヘクタールを使って今秋からハウス栽培を開始する。生野菜(ビート、ミニホウレンソウ、レッドオーク、レッドビート、フリルレタス、サニーレタス)などを一括生産する。

 また、これとは別に10ヘクタールの農地を造成。10戸ほどの農家と農業法人を設立し有機肥料を使った露地栽培に取り組む。これまで廃棄していたモヤシくずを利用し環境にやさしい農業を実践する。

 同社は野菜をパック詰めにしたカット野菜を販売しており、ハウス、露地栽培の両方で獲れた農産物を原材料に使用する。

 昨年春に本社工場内に実験用のビニールハウスをつくり、データを収集してきた。 佐藤社長は「安全性が求められる中で野菜の生産を一括管理することによって、より安心してもらえる食品を作りたい」と話している。

 市産業部は「安全・安心な食品が求められる中で、成田食品の生産体制の構築は相馬のイメージアップにもつながる」と歓迎している。

成田食品は昭和44年創立。
本社工場の他に栃木、岐阜の各工場がある。
従業員は280人。
昨年度の売上高は83億円。

実験用のビニールハウスで無農薬野菜をつくる佐藤社長