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2006.09.25

農産事業化に着手、モヤシの水耕技術を応用

 モヤシ製造のリーディングメーカー、成田食品(株)(福島県相馬市、0244・36・7777)は、水耕栽培を中心とする野菜生産に乗り出す。モヤ シ製造は行政上、食料品製造業(工業製品)に分類されてきたが、3年前の区分変更で農業に分類された。この措置を受け、農業関連団体と自治体への確認と手 続きを済ませ、農業法人として新たに事業展開する。

 「モヤシ作りで培った技術を利用すれば、これまでの農業の常識を覆すような野菜作りができる」と佐藤義信社長。「温度管理、水量管理、炭酸ガス・酸素管理といったモヤシ作りに必要なノウハウは、野菜作りにもそのまま利用できる。2万m2程度の施設で作った野菜を、来年を目標に、当社の加工製品用に使い始めたい」と意気揚々だ。

 すでに約60坪の実験設備を設け、ホウレンソウ、コマツナ、サンチュなどの試験栽培に着手。データ収集に務めるとともに、業務用市場からの要請を受けて、チンゲンサイ、パクチョイ、クレソンなどのミニサイズ栽培を検討している。

 また農業法人として事業展開すれば、農地の売買・借用が可能となり、農業用水が活用できるなど、本業のモヤシ製造でも大きな相乗効果が見込めるという。(岡安秀一)