<外食レストラン新聞 2009/11/02 日付 7面掲載>
モヤシ新時代 緑豆と黒豆の二刀流
太い細いの使い分け 成田食品の活用提案
いま、家庭用、業務用を問わず、空前のモヤシブームだ。無農薬・水耕栽培の安全性、価格・供給の安定、食物繊維・ミネラル豊富な健康志向が注目され、食卓をにぎわせている。この活況に一役買っているのが、成田食品の緑豆モヤシ「ベストモヤシ」と黒豆モヤシ「くろっぺ」だ。
「ベストモヤシ」は“極太ブーム”を巻き起こした緑豆モヤシの主役だ。歩留まりよし、見栄えよし、日持ちよしなど、抜群の品質が支持され、従来のモヤシのイメージを刷新。年間通じて安定供給される“水耕野菜”として、緑豆モヤシの人気を全国区に広げた。
また昨今は、通称“細モヤシ”といわれる黒豆モヤシの引き合いが再燃している。いまや緑豆モヤシが主流だが、緑豆モヤシが普及する十数年前までは、実は黒豆モヤシの方が主流だった。つまり“元祖返り咲き”のリバイバルブームというわけだ。この火付け役となったのが、黒豆モヤシを飛躍的に改良した「くろっぺ」だ。
「ベストモヤシ」
モヤシの歴史を変えたモヤシの王様
モヤシの歴史を変えたといわれる「ベストモヤシ」は、「モヤシの活用範囲を広げてほしい」という消費者の要望から生まれた緑豆モヤシ。(1)ヒゲ根がないので調理しやすい(2)極太で見栄えが美しい(3)日持ちと歩留まりに優れる(4)クリスピーな食感でおいしいなど、従来のモヤシとは一線を画し、モヤシの新たな市場を切り聞いた。
規格=300g袋、業務用4㎏袋、同1㎏袋
POINT1:身質が太く加熱に強い
シャキッとした食感が抜群。身質がしっかりしているので加熱しても食感が残り、加熱負けしないので水分もあまり出ない。
POINT2:見栄えよし
ヒゲ根が短く、白色が美しく、長さと太さも揃っている。加熱後、時間がたっても形が崩れにくい
POINT3:日持ちよし
一般的なモヤシの育成日数(約7日)よりも3〜4割増の時間をかけて育成するので、生命力が強い。発芽の最良の状態を出荷
くろっぺ(黒豆モヤシ)
懐かしく新しく人気急上昇
黒豆モヤシ「くろっぺ」の発芽原料は、インドで古くから作られていた黒豆。その名の通り、黒い種皮をかぶっている。細くて歯応えがあり、味にコクがあるのが特徴。シャキシャキした食感が根強い人気を誇っている。食物繊維やタンパク質、ミネラルが多く含まれており、疲労回復や風邪の予防にも効果的。
規格=200g袋、業務用1㎏袋
POINT1:身質が細く味にコク
細身で味が濃く、引き締まった身質の食感も抜群。ヒゲ根が短く、白色もきれい。形状の均一性にも優れ、調理しやすい
POINT2:“フワッ”とした盛り付け
細身で軽く、ほかの素材とよくからむので、盛り付けは自在。「立体的な盛り付けができる」と大好評
POINT3:目新しさ抜群
市場では緑豆モヤシが主流なので、黒豆モヤシは差別化の即戦力。定番料理をガラッとリニューアルする即戦力